KANSAI 空港レビュー

2022年6月号 No.523

「アントノフ An-22A アンテーイ」
ウクライナのアントノフ航空のAn-22Aです。
このAn-22Aは世界最大のプロペラ輸送機です。最大積載量は60トン、主翼の幅はジャンボ機B747-400とほぼ同じ64.4mもあります。
関空には1999年11月16日に飛来し、放送機材の中継車やコンテナを積んで中央アジアに向かったようです。
機首にはウクライナの青黄色の国旗が描かれ機体番号UR-09307でした。
民間輸送機としてのAn-22Aは1機しかないようで、同じ機体が2008年に3発機以上のジェット機の運航が禁止された伊丹空港へ大型ヘリコプターを輸送してきました。
近年では2020年に中国の天津浜海国際空港に運航されておりコロナ関連の輸送にあたっていたと思われます。
アントノフ航空は世界最大の輸送機であり唯一のAn-225を保有する航空会社でしたが、An-225はロシアによるウクライナ侵攻で破壊されました。
撮影:柴﨑 庄司

CONTENTS

○巻頭言
 次代を見据えた神戸観光局の取り組み
 ~「滞在型国際観光都市」の実現に向けて~
 尾山 基
○各界の動き
○航空空港研究会 講演抄録 — 第9回研究会 —
 空港における環境・気候変動リスクと資金調達
 柴田 宏樹/眞中 今日子
○プレスの目
 100年後の未来を描いて
 和田 武也
○航空空港研究レポート
 航空・空港分野におけるコロナ禍の影響と政府関与のあり方
 手塚 広一郎
○データファイル
 ・関西国際空港2022年4月運営概況(速報値)
 ・大阪税関貿易速報[関西空港]2022年4月分(速報値)
 ・関西国際空港の出入(帰)国者数2022年5月分(速報値)
 ・関西3空港と国内主要空港の利用状況 2022年4月(速報値)

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