1987(昭和62)年頃の空港建設当初、3つの大規模プロジェクト(関西国際空港建設事業、大阪府のりんくうタウン事業及び土砂採取事業(阪南丘陵))が比較的近い場所でほぼ同時期に行われていたため、地域環境への複合的な影響が考えられたことから、大阪府と関西国際空港(株)は協力して環境監視を行うことになりました。
この環境監視は関西空港調査会が泉南市樽井に設置した「関西国際空港総合環境センター」において行ってきましたが、大阪府関連の事業完了に伴い、1994(平成6)年6月末に閉鎖されました。その後、同年7月より関西国際空港(株)が新たに泉南市樽井で「関西国際空港環境センター」を開設し、関西空港調査会がその運営を行うこととなりました。環境センターは2005(平成17)年7月からは関空島内展望ホール、2020(令和2)年2月からはりんくうタウンに移転し、航空機騒音、大気質等の環境監視を引き続き行っています。
運営は関西空港調査会が一貫して行っています。
環境センターは、航空機騒音常時測定システム、大気質常時測定システムの中央処理局としての機能があり、環境監視結果を「関西国際空港の存在・運用に係る環境監視計画」で定めている環境保全目標に照らして評価し、空港の存在と運用による環境への影響を監視し、周辺環境の保全に反映させています。また、環境監視結果の公表や関西国際空港の環境に対する取り組みの紹介などのPRを行っています。
中央処理局として空港周辺の環境監視のため次のような機能があります。
環境センターに設置した情報公開室で、次のような情報提供等を行っています。
航空機騒音常時測定システムでは、空港周辺各地に設置されている測定局で、航空機の騒音データと航空機が出している識別信号などを測定し、整理・解析しています。
運営:一般財団法人 関西空港調査会
場所:大阪府泉佐野市りんくう往来南3-7 KABりんくうビル6階
電話:072-461-0070
開館時間:午前9:30~午後5:00
休館日:土日祝、年末年始